日本で就職する外国人の方にとって、給与と同じくらい重要なのが「生活費」です。
「東京は給料が高いけれど、生活費も高そう」「地方なら家賃は安い?」と気になる方も多いでしょう。実際、日本では住む地域によって生活費、特に家賃に大きな差があります。日本留学情報サイトのデータでも、留学生の平均的な住居費は全国平均約4万1,000円に対し、東京では約5万7,000円となっています。
今回は、一人暮らしをイメージしながら、東京と地方都市の生活費を比較してみましょう。
1.最も差が出やすいのは「家賃」
生活費の中で、地域による差が最も大きくなりやすいのが家賃です。
東京では仕事や交通の選択肢が多い一方、都心に近いエリアほど家賃が高くなる傾向があります。一方、地方都市では同じ予算でも、より広い部屋を探せる場合があります。
ただし、「地方=必ず安い」とは限りません。駅に近いエリアや人気の地域では家賃が高いこともあります。部屋探しでは、家賃だけでなく、勤務地までの通勤時間や交通費も一緒に確認しましょう。
2.食費は住む地域より「生活スタイル」の影響も大きい
食費は地域によって多少の違いがありますが、自炊中心か、外食が多いかによって大きく変わります。
例えば、自炊を増やし、スーパーの特売などを利用すれば食費を抑えやすくなります。一方で、毎日のように外食やデリバリーを利用すると、生活費は高くなります。
2025年の公的な小売価格データでも、米、牛乳、卵などの価格が公表されており、日々の食費は物価の変動にも影響されます。
3.光熱費や通信費は大きな差が出にくい
電気・ガス・水道・スマートフォンなどの費用は、家賃ほど大きな地域差が出ない場合があります。
ただし、地域の気候や住んでいる部屋によって変わります。例えば、寒い地域では冬の暖房費が高くなることがあります。
そのため、「地方だから生活費がすべて安い」と考えるのではなく、家賃、交通費、光熱費を合わせて比較することが大切です。
4.地方では車が必要になることも
東京では電車やバスなどの公共交通機関が発達しているため、車を持たなくても生活できる地域が多くあります。
一方、地方都市では、勤務地や住む場所によって車が必要になる場合があります。
車を購入・利用すると、ガソリン代、駐車場代、保険料なども必要です。そのため、家賃が安くても、車にかかる費用を考える必要があります。
5.生活費だけで勤務地を選ばない
東京は家賃が高い傾向がありますが、求人の数や職種の選択肢が豊富です。一方、地方都市では生活費を抑えられる可能性があり、製造業や介護、観光など、地域の産業に合った仕事を探しやすい場合があります。
総務省の家計調査でも、都市の規模や地域ごとの家計支出を比較でき、生活費には地域差があることが分かります。
大切なのは、「給料が高い地域」ではなく、「給料と生活費のバランスが自分に合う地域」を選ぶことです。
まとめ
東京と地方都市を比較すると、特に家賃で大きな差が出る可能性があります。しかし、地方では車が必要になる場合もあり、生活費全体で比較することが重要です。
仕事を探す際は、月給だけを見るのではなく、
・家賃
・食費
・光熱費
・交通費
・車が必要かどうか
・勤務地までの通勤時間
なども確認しましょう。自分の収入と生活スタイルに合った地域を選ぶことが、安心して日本で働き続けるためのポイントです。
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