就職や転職をきっかけに、「新しい勤務地の近くへ引っ越したい」と考える外国人の方は多いでしょう。しかし、日本で初めて部屋を借りる場合、契約の仕組みや必要な費用が分かりにくいと感じるかもしれません。
日本の賃貸契約には、敷金・礼金・保証会社など、国によってはあまり馴染みのない仕組みがあります。国土交通省も、外国人向けに14言語で部屋探しや契約手続きに関するガイドブックを提供しています。
今回は、就職をきっかけに引っ越す方に向けて、賃貸契約のポイントと初期費用について紹介します。
1.部屋探しは「勤務地」から考えよう
まず重要なのは、勤務地と通勤時間です。
家賃が安くても、毎日の通勤時間が長すぎると、仕事や生活に負担がかかります。
部屋を探す際は、
・勤務地までの通勤時間
・家賃
・駅からの距離
・周辺のスーパーや病院
・電車やバスなどの交通手段
などを確認しましょう。
まだ勤務先が決まっていない場合は、希望する勤務地や通勤できるエリアをある程度決めてから探すとスムーズです。
2.初期費用には何が含まれる?
日本で賃貸契約をする際は、最初に家賃以外の費用が必要になる場合があります。
主な費用には、次のようなものがあります。
敷金
退去時の原状回復費用などに備えて、大家さんに預けるお金です。契約内容によっては、退去時に一部または全部が返金される場合があります。
礼金
大家さんに支払う費用で、原則として返金されません。
仲介手数料
不動産会社を通して契約する場合に必要となる費用です。
前家賃・管理費
入居する月や翌月分の家賃、管理費などを事前に支払う場合があります。
保証会社の費用
日本では、連帯保証人の代わりに家賃保証会社を利用する契約も多くあります。
物件によって必要な費用は異なります。国土交通省も、契約前に敷金・礼金・保証金などの費用や契約内容を確認するよう案内しています。
3.初期費用を抑えたい場合は?
初期費用を抑えたい方は、「敷金なし」「礼金なし」の物件を探す方法があります。
ただし、「初期費用が安い=必ずお得」とは限りません。退去時の費用や契約条件、更新時に必要な費用なども確認することが大切です。
また、勤務先によっては住宅手当や社宅、寮を利用できる場合もあります。就職先を選ぶ際に、福利厚生も確認してみましょう。
4.契約前に内容をしっかり確認
契約書に署名する前には、家賃だけでなく、契約期間、解約時のルール、禁止事項などを確認しましょう。
例えば、
・途中で退去する場合のルール
・退去の何日前までに連絡が必要か
・更新料の有無
・ペットや友人を宿泊させる場合のルール
・退去時の原状回復費用
などは重要なポイントです。
契約後のトラブルを防ぐためにも、内容を理解してから契約することが大切です。国土交通省も、契約書の内容をよく確認し、理解した上で契約するよう案内しています。
まとめ
就職をきっかけに引っ越す場合は、仕事探しと部屋探しを計画的に進めることが重要です。
「家賃」だけではなく、通勤時間や初期費用、契約条件、生活環境まで確認して、自分に合った住まいを選びましょう。
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